このようなタイトルで記事を書くにあたり、まず気になったのが
間取りには著作権があるのか?
という点でした。
おすすめの間取りを手に入れる方法として、『パクり』を推奨した記事を書いておいて、参考にされた方が訴えられてしまってはシャレにならないので、しっかりと調べました。
調べて分かったことは
間取りに著作権はあるが、現実的には「似て非なるもの」になるため、著作権侵害にはならない
ということでした。
間取り図の著作権に関する疑問が解決したところで、ここでは理想の間取りを作るために、おすすめしたいパクり方とパクるにあたっての注意点を紹介します。
間取りをパクることの必要性
家作りにおいて、「間取り」こそが住みやすい家作りを決定すると言っても過言ではありません。
それほど重要なことを私たちはほぼ知識のない状態で考えていかなければいけません。
もちろん、ハウスメーカーの営業担当や設計士もそのことは重々承知しており、様々な質問を投げかける中で、その人が求めている間取り像を導き出そうとしてくれます。
しかし、そもそも『どんな間取りにすればどんな暮らしになるのか』という知識を持っていないと、どうしても平均的な家作りになってしまい、住んだ後で「もっとこうしておけばよかった」と後悔することになります。
平均的かつ無難な間取りに対し、特に違和感を感じないのであれば、営業&設計士の方々に任せておけば問題なく間取りが完成していきます。
ですが、より自分たちの生活スタイルにあった間取りを作っていくには、自らが間取りに関する知識を深めておく必要があるわけです。
とはいえ、それがなかなか難しいのです。
おすすめの「理想の間取り」パクり先3選
「理想の間取りの作り方」や「おすすめの間取り実例集」なる本は沢山売っています。
ちなみに私が読んだ中で特に参考になった本は、この本でした。
これらをまず見てみるのもいいかもしれません。
ただ、それでは話が終わってしまいますので、ここでは住宅業界で働く私が家を建てるうえで実際によく参考にしたパクり先と、パクり方の注意点について紹介します。
タブチキヨシさんのInstagram
まず初めに紹介するのは、株式会社attract styleで代表取締を務める住宅デザイナー「タブチキヨシ」さんのInstagramです。
タブチさんが作り出す間取りは、可愛すぎずカッコよすぎないデザインを追求し、ワクワクキャーな家ができると評判です。
タブチさんのInstagramをおすすめする理由は、間取りとともに写真が掲載されており図面だけでは分からない完成図をイメージすることができるところです。
フォロワー数は2020年1月現在で50万人を超えていて、収納に優れた「ファミリークローク」を取り入れた間取りや「子供はいずれほしいが、1人か2人かまだ決めていない」という夫婦を想定した間取りは一見の価値ありです。
また、インスタをやっていないという方は、本も多数出版されているので、そちらを参考にしてみてはいかがでしょうか。
Pinterest(ピンタレスト)
Pinterest(ピンタレスト)とは、自分の好きな写真や画像を自分専用のコルクボードにピン止めして、それをシェアできるサービスです。
ピンタレストは、まずPinすることが最初の一歩になります。
基本的な動作は「Pin(ピン)」すること、たったそれだけです。
ホームページやブログを見ていて、「あ、この間取り良いかも」といい感じの間取りに出会ったときに、それをPinして集めることができるサービスです。
Pinterest(ピンタレスト)の良いところはコルクボードにPin止めした画像と似た画像を提示してくれるところにあります。
そして、そこからその画像が張られたWebサイトに飛ぶこともできるため、その後の生活や内覧写真などを参考にすることもできます。
間取りだけではなく、気に入った外観やリビングの写真をPinしていけば、自分好みの家が見えてきます。
にほんブログ村の「間取り」テーマ
私は、家作りで最も参考になるツールはブログであると確信しています。
なぜなら多くの家作りブログでは、家作りのすべてを見て取ることできるからです。
家族構成や予算、家作りにかける思いなど、こればかりは本や大手サイトであっても伺い知ることができない貴重な情報です。
それが無料で見れるブログこそ、家作りで最も参考になる最強ツールです。
素晴らしいと感じる間取りにしたとしても、その間取りで生活してみると感じる不具合はどうしてもあるはずです。
だからこそ「家は3回建てないと満足しない」と言われているわけです。
ブログでは、家作りを疑似体験することができるといえます。
2回分の家作りを他の方のブログで体験すれば、初めての家作りでも満足する家作りができるかもしれません。
そして、にほんブログ村では家作りブログがハウスメーカーごとに分かれて、ランキング化されています。(下の画像は、一条工務店ブログ)
このように多くの家作りブログに出会えるにほんブログ村には、もう一つおすすめのサービスがあります。
そのサービスは「テーマ(旧トラコミュ)」というサービスです。
「テーマ」では、その名の通り「テーマ」に沿った記事を一覧で見ることができます。
私が間取り作りに参考にしたのが、この「間取りテーマ」です。
ここでは間取りとともに、その間取りの家に住んで実際どんな点が良かったか、悪かったかなどをブロガーさんが綴った記事を拝見することができます。
こうした生の声に触れることで、間取り図だけでは分からない家作りのポイントを抑えることができます。
間取りはどうパクるべきか、パクり方の極意
ここまでおすすめのパクり先を3つほど紹介してきました。
- タブチさんのInstagram
- Pinterest(ピンタレスト)
- にほんブログ村の間取りテーマ
私が実際に家作りの中で参考にした無料サービスの中でも、特に参考になった3つのコンテンツを紹介しました。
この3つのコンテンツを利用すれば、かなり間取りに対する引き出しが増えるはずです。
さて、続いては、間取りに対する引き出しが増えた後、実際にどう自分自身の間取り作りにその知識を反映させていけばいいのかについて紹介したいと思います。
まずはこちらの調査結果をご覧ください。
間取りで後悔している人は多い
住まいのプロに出会えるマッチングサービスを運営する SUVACO(スバコ) 株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役: 黒木武将、URL: https://suvaco.jp )は、SUVACOに登録している会員に向けて「住まいに関するアンケート」を行いました。
その結果、現在の住まいについて「悪い点はどこですか」という質問に対し、注文住宅購入者の多くが「間取り」と答えたということです。
一方、「良い点はどこですか」という質問に対し、「間取り」を上げる方も多く、間取りの良し悪しがそのまま家作りの良し悪しにつながっていることがうかがい知れる調査結果となっています。
専門家の存在が成功のカギに
上で紹介したアンケートによると、間取りが「良かった」と答える方と「悪かった」と答える方の違いは
専門家が活用できたかどうか
という点にあるそうです。
つまり、ここで紹介した間取りの引き出しを増やした後は、やはり専門家に要望を伝え、専門家目線で間取りを作成してもらうことが次のステップになってくるようです。
こう聞くと、「よし、じゃあ、ハウスメーカーに行って営業や設計士に間取りの希望を伝えよう」と考えますが、ハウスメーカー所属の専門家には少々問題があります。
というのは、ハウスメーカー所属の専門家(営業や設計士)はどうしても自社の規格に合った間取りを提案するからです。
すでに、意中のハウスメーカーが決まっていて、「わが家の家作りはそのハウスメーカー以外ありえない!」という方は、そのハウスメーカー所属の専門家と相談することが重要になることは間違いありません。
しかし、多くの方は”ハウスメーカーに拘った家作り”ではなく、”自分の暮らしに合った家作り”を目指しているはずです。
後悔しない間取り作りの手順
こうした”自分の暮らしに合った家作り”を目指す方にとって、重要なのが以下の手順で間取り作りと家作りを進めていくことです。
先ほど紹介したアンケート結果からも、STEP2の「中立な立場の専門家によるアドバイス」は、後悔しない間取り作りに非常に重要なステップになることは間違いありません。
最近では、町中に家作り相談を専門にした店が多くみられるようになりましたが、そうした店での相談は最終的にお金が掛かったり、その後に営業電話や訪問を受けるケースがあるので注意が必要です。
そこで、ここではSTEP2とSTEP3を同時にネット上で受けられるおすすめの無料サービスを紹介したいと思います。
間取り専門家とつながるサービス
間取り専門家に《無料》かつ《手軽》に相談できるおすすめのサービスを紹介します。
town life(タウンライフ)家作りの間取り相談サービスでは、全国600社のハウスメーカーや工務店があなたの暮らしに合った間取り図を《無料》でて案してくれるサービスになっています。
このサービスは、あなたの要望をアンケートチェックし、送信することで以下のようなサービスを受けることができます。
- 全国600社から要望に沿った間取り図を提案
- 要望の間取り図を実現するための費用を見積り
- 中立な専門家がアドバイス
これだけ理想的なサービスを受けられて「完全無料!」なんて言われると
「怪しい!」「そうやって、最終的に紹介料を取るんだろう?」
と疑いたくなりますよね。
ですが、town lifeの間取り提案サービスはどこまでいっても完全無料です。安心してください。
さらに、このサービスは、メールアドレスがあれば利用でき、登録したことで車の一括買取サービスのように一斉に各社の営業から電話がかかってくるということはありません。
むしろ、電話はこちらから掛けない限り、サービス利用中一度も掛かってくることはありません。
仕事や子育てが忙しくて、時間が取れない。
という方こそ、このサービスを利用し、自分の時間があるタイミングでメールにて専門家とじっくり間取り作り・家作りを始めてみることをおすすめします。